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今日の全行程が終了して楽屋についた。
今までになく緊張して、いい感じに表情が消えたといえばそれまでなんだけど、でもやっぱり自分らしい演技はできなかった気がする。
はぁ、とため息を付くと、近くでふんふんと鼻歌を歌ってたルヰくんがこちらを向く。
「シン?大丈夫?」
「うん…、多分。疲れたんだとは思うんだけど…。」
「そっか。…ほら。」
そう言うと手を広げてニッコリと笑ってくれる。それを見てそっと駆け寄るとぎゅっと抱きしめて、それからそうするのがいかにも自然だと言わんばかりに、僕に口付けした。
最初は軽く、2回目からは深く、どんどん深く。最終的にはルヰくんに支えられなければ立てないレベルになっていた。
そんな僕を見てルヰくんはふふっと笑う。
「シンってば、キスだけでそんななの?…もう、かわいいんだから。」
「…らっれぇ…、ルヰくんが…、いっぱいするからァ…、きもちよく、なっひゃっひゃん…、らよ…?」
「呂律もだめ、だね?」
そう言いながら僕を抱きしめて、それから椅子に座らせてくれる。
そして服を丁寧に、丁寧に脱がしてくれる。
そうして一言。
「決して君の肌はそこまで白いわけじゃないんだけどね…、でもね?この青い薔薇は…、ふふ、僕のものって証だもんね?よぉく似合ってるよ…♡」
「ルヰ、くん…、うん、僕は、ルヰくんのモノだよ…?」
その僕の一言を合図に、そっと僕のお腹に掘られた青薔薇の刺青をそっと撫でる。
何度も何度も撫でられてるがゆえ、そこを触られているだけなのに、あまりの気持ちよさに喘いでしまう。
「ぅ…ん、ぁ、はぁ…っ!そ、こ…、ゃ、ひっ!」
「撫でてるだけ…だよ?シンってば、淫乱なんだから。」
「んっ、ひゃ…!る、ゐく、ぅぅぅ、あっ、あっ、あっ…!」
「…完璧にスイッチ入っちゃってるね…。まだ下半身は衣装着たままなんだけれども…。」
あまりの心地よさに涙を流しながら、理性を飛ばしかけた時だった。
「ほら、シン。着替えて帰ってから、ね?」
「こ、こまでして、お預け…なの…?」
「それは…ごめんね?あとでもっと気持ちよくしてあげるから許して?」
「…ん、約束、だよ?」
「もちろん。」
そうして離れてなんとか着替え終わったところで、スタッフさんがお疲れさまでした、なんて入ってくる。セーフだった。
僕達もそれにお疲れ様でした、なんて言って楽屋を出ていく。
そして車に乗せられてシュワルツローズの寮まで帰った。




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僕達の部屋に入るや否や、ルヰくんに手を引かれてベッドへと連れていかれる。
そのままもう1度キスをされて、そしてお腹を触られる。
やはりこれだけでも気持ちがいい。
「んっ…、はぁ…。ルヰくん…♡」

「シンってば…、そんなにかんじるの…?かわいい…♡」
「らっ…れぇ…、ルヰくんが、そんなさわりかた、するからぁ…、」
「変な触り方はしてないよ…?ふふ、感じやすいんだね…本当。」
「ん…、そ、なの、かな…。」
「うん。…ま、可愛いからいいけど。」
「なら、いいのかな。…ご主人様、僕の身体を、好きにしてください…♡」
「うん。…ほら、こっちおいで?」
「はい、ご主人様ぁ…♡」
そうして彼に身を寄せると、そっと肌を撫で回してくる。それだけでだいぶ気持ちよい。そのまましなだれかかるとそっと頭を撫でてくれて、それもまた心地よい。瞳を閉じるとルヰくんが触ってくれているところをより感じられて、息が荒くなる。そうして僕はゆっくりと理性を手放した。



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「シン、服脱がすね?」
「うん…♡」
本人の了承も得て服を1枚ずつ脱がしていくと、そのたびに彼は恍惚とした表情で息を吐く。身体に触れるとその身をよじって喘ぎ声を上げ、そっと抱きしめると擦り寄ってくる。
そして本人が無自覚なまま感度が高まっていき、僕にとって最適な「人形」となる。小さな喘ぎ声でさえ、僕の名前を呼び、そして腕の中で先に果てる。
「ぁああああああっ…!…っはぁ、はぁ、はぁ、ん…、ルヰ…、くん…。」
「ん、いっぱい出たね…。今度は女の子になろうね。」
「ん…、えと、こう…、かな…。」
「うん…、いい眺めだよ、シン。僕に対して浅ましい姿もまた魅力的だ。」
「はうっ…、は、はずかしい、よお…。」
彼は調教したとおりに、「女の子になろうね」、と言った後は最近は自分からお尻を向けて、おしりの穴が見えるように尻たぶを開いた上で、それから浅ましく腰を振る。その行為にすら興奮してるのか、彼の表情はどんどんとろけていく。
そして強引に僕の大きいモノを入れてあげると、一際大きな声を上げて顔を涙でぐしょぐしょにしながら空イキ、それからまた浅ましく、そして悩ましく腰を振る。慎重に仰向けに寝かせてやると、顔を真っ赤に染めて、目尻には涙をため、口元からは飲み込みきれなかった唾液が顎をつたっている。
「シンってば…、可愛い顔してる。」
「…ご、しゅじん、さま、ぁ…?」
「ほら、欲しいんでしょ?これ。」
「…ん、ほ、しい…、れす…、ルヰ、く…、ご、しゅじん、さま、の、おちんちん、もっと、おく、ついて、くださ、い…、ぁあああああんっ…!」
「あぁ、おねだりしてるキミも可愛いね…、望み通りに奥、たくさん突いてあげる。」
「んっ…、あっ、はぁっ…!あっ、あっ、あっ、あっ、」
「きもちいい?」
「ん…っ、はぁ…っ、き、もち、いい、れ、すぅ…っ!」
「そう。ならよかった。」
本人が気持ちいいかどうか確認したところで、突くスピードを早める。手をぎゅっと握ってあげると、気持ちよさを証明するかのごとく、爪がくい込むほど握り返してくる。表情を見ると頬を真っ赤に染めて目には涙をため、大きなその目がこぼれそうなくらいに見開き、無意識なのだろう、口元は半開きで笑っている。…悦んでる、かわいい。もっと快楽に落として、淫乱な子へとしてあげたくなる。あぁ、なんて僕の「人形」は従順なのだろう。「人間」の身体を、声を出していることが、彼が生きてることを証明してるかのようで。そうでなければきっと、本物の人形に見えるだろう。
「もっと、もっと狂っていいんだよ、シン。」
「ん…、ぁあああああっ…、んっ、っひ!しょ、こ、もっと、ちょーらい…?」
「うん、もっと、ね。」
腰のスピードを早め、彼が感じるところにあてながら、深くキスをする。耳の中に指を入れてあげ、頭の中にキスの音が響くのを利用して、感度を高めてあげる。
必死になって僕の舌へと自分の舌を絡めてくる彼が可愛くて可愛くて。僕にとっても彼にとっても甘い甘い自分たちの唾液を交換する。息継ぎに一瞬口を離すと、寂しいのか舌を突き出して寂しそうな顔をする。ついでなので頬をなで、それから軽くキスをする。すると頬をさらに真っ赤に染め、恍惚とした表情をこちらに向ける。…あぁ、思考回路がどんどん回らなくなる。これも彼…シンが可愛すぎるのがいけない。もう1度大きく息を吸い直して、それからまた深くキスをし直して、舌を絡める。あぁ、ぼくも理性を手放してもいいだろうか?…きっと受け入れてくれる。いつものことだ。そうして情事へと没頭していった。



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「っはぁ、シン、シン、シン…!」
「…ひゃ…!ルヰ、くぅぅぅっ!しょこ、しょこしょこ、もっと、もっと…!んっ、ぁあああああああっ!ら、め…!しょこ、もっと、ちょーらい…!」
「ん、りょうかい。もっとかわいいこえを、きかせて?」
「んっ、…、うん、ごしゅじんさまの、いうこと、ぜったい、だもんね、」
「そうそう。…ほら、もうきみのおちんちん、とけそうだよ?」
「ご、しゅじんさま、の、おにんぎょー、で、おんなのこ、だから、おちんちん、いらない、から、とろとろ、に、なって、んああああっ、さきっぽ、さわられると…!おちんちん、なにか、でるっ…!やぁ…!」
「うん、だしていいよ…?ほら、」
「や、ぁ、あああああああっ…!っ、はぁ、はぁ…、ルヰ、く、」
「うん。」
「だい、すき…、」
「…うふ。僕もだよ?」
ルヰくん…ご主人様に突然、おちんちんを触られて気持ちよくなり過ぎてしまい、一周回って理性が戻ってくる。頰を赤らめていると、かわいい、と言われる。そして、髪をそっと指で梳かれると、よくわからないけど気持ちがいいのか、深く息を吐いて、それからその手を握り直す。
ルヰくんはその手をぎゅっとしてから、1回その手を離し、それから自分の机の引き出しをあけ、何かを取り出して戻ってくる。
「…これ、ブジーだけど…つかう?久々に。」
「えと、それは…。うん、ちょーだい…?」
「うん、そのために…、脚、自分で持って。僕につけて欲しいっていうアピールしてよ。ほら、付けやすいように…。うん、えっちな格好…。洗い息を吐きながら頬を染めて期待するような顔して…、あぁ、とーっても淫らな子になったね…。かわいすぎるよ?」
「ん…、ルヰ、くんは、そんなぼくのこと、きらい…?」
「まさか。もっと僕のものになってくれて構わないよ?じゃあいれるね?」
そうして僕の尿道口にヒンヤリとした金属の棒をあて、それから、ゆっくりと入れていく。
ずぶ…、とブジーが奥に入る感触に、僕は恍惚とした顔で受け入れていく。
全部入った時には痛みと、快楽、それから背徳が同時に感じられた。そしてせき止められた上から、金属の輪をおちんちんにつけられて完璧に塞がれる。
息を荒らげながらそれを受け入れ終わると、ルヰくんの指がそっとぼくのおちんちんを撫でてくれる。それからぎゅっと握られ、叫ばざるを得なかった。
「んああああっ、し、しょれ、ら、め…!い、いらい、よぉ…!」
「そう?…これが快感になるまで調教してあげるよ…。」
「っあ…、」
さらなる快楽の予感に、僕のおしりの穴…、ルヰくんのおちんちんの入る穴がひくひくとするのを感じる。
まだあたらしい快楽が待ってると思うと、期待せずにはいられなかった。
その痴態を見ていたルヰくんが、僕の穴をそっと優しく触ってくれる。
「ここ…シンの女の子の穴…、ヒクヒクしてるね…?そんなに欲しいの?」
「ん…、ほし、い…、な…?」
「そっか。…じゃあ、挿れてあげるね…?」
「ん…、」
そうして、僕の穴にその大きなルヰくんのおちんちんがずぶり、と入ってくる。
その大きくなった彼のものを受け入れると、僕のおちんちんが破裂しそうなほど膨らむ。そうして行き場のない精液が逆行しているのを感じて背を逸らしつつ雄叫びをあげてしまう。
「んぁあああああああああっ…!んひぃ…っ!かはっ…!」
「そんなに気持ちいいの…?かわいい…。」
「っはぁ、はぁ…っ!おちんちん、こわれちゃい、そぉ…っん、かも…。」
「でもそれを望んでるんでしょう?」
「ん…、」
「素直だね。…ここにいっぱいシンの精液が溜まってるんだね…、痛いのも気持ちよくなれるよ…、いっぱい出した時の快感が忘れられなくなっちゃうから…ね?」
「はぁ…っん、ルヰ…くん…、うん、もっと、もっときもちよくして、ぇ…?」
「もちろん。おしりの穴ももっと僕だけの女の子の穴にしてあげる…。」
「僕のおしりの穴は、ルヰくんのおちんちんを、受け入れるために、あるんじゃないの…?」
「うん、そうだね。僕専用の女の子の穴だよ。…おしりがもうきっとおまんこになってるんだね…、かわいい。」
「…ほん、と?」
「うん、本当だよ?…前から君のおしりの穴は女の子の穴でしょ?」
「…うん、そうだね、うん…、ぼくの、ルヰくんのための、おまんこ…。」
「そう…、よく言えました。」
「…うん、もっとぼくのおまんこ…、ルヰくんのおちんちんで、いじめて…?」
「うん…。もっとあげる、よっ…!」
ふかくふかく、ルヰくんがぼくのおんなのこの穴…、おまんこにおちんちんを突く。その間も、空イキしてるのか、ビクビクと体が動く。その度にルヰくんに体を押さえつけられて行き場のない快楽に雄叫びをあげてしまう。ルヰくんはそんな僕の様子を見ながら段々奥をつくスピードを上げる。
ぼろぼろと涙を流しながら感じていると、頬をそっと撫でてくれる。
縋るかのように頬ずりをすると、頭をそっとなでてくれる。
少し動きを緩めて一言耳元でつげる。
「あと少しだけ我慢、ね?」
「うん…、がまん、する、ね?」
その言葉を合図にがんっ、と奥を突いたあと、急にスピードが上がる。
もうそろそろ限界に近かった。
あまりに辛くてはー…はー…、と息だけ吐いていると、もうそろそろだから、と声をかけてくれる。そしてルヰくんが恐らくイったのとほぼ同タイミングで根元のリングとブジーを手早く外してくれる。
そのあまりの気持ちよさに雄叫びを上げてしまう。
「うあああおおおおおおおおおっ…!き、もち、いい、よぉ…っ!!!!ら、め…!これは、らめ…!せーえき、とまんない、よぉ…!」
「シン、おちんちんミルクって言ってみてよ。」
「…?…おちんちん、ミルク、とまんない…よ…?」
「そ、そのほうが可愛いし似合うよ♡」
「るゐくんが、そう、いうなら…、こんどから、おちんちんみるくって、いうね…?」
「うん、いいこだね、シン。」
「ぁ…、」
小さな声を上げてキュン、ときてしまう。
ルヰくんにぐずぐずになってしまうくらい甘やかされて嬉しくないわけがない。
そうして今夜も僕が疲れて眠るまで情事は続けられた。





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起きると、ルヰくんが隣で僕のことをじーっと眺めていた。
「うふ、おはよう、シン。」
「ん…おはよう、ルヰくん…。」
そうしてそのまま唇を触れさせるだけのキスをひとつ。
うん、今日も1日が始まった。
急いで服を着がえて、僕たちは朝ごはんを食べに行くのだった。
 

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